コリン性蕁麻疹について
こんばんは、Ventoです。
去年に書いたこちらの記事ですが、Googleからの流入がやたらに多いため、2018年から今(2019/04)にかけての私の状況を参考までに記事にします。
結論から言うと、去年(2018年)から本日にかけてはコリン性蕁麻疹は一度も発症しませんでした。
※ここで言う発症は、全身が痛痒くなり、約1mm四方の蕁麻疹が腕や胸などに大量に発疹することです
治ったのかとも思いましたが、話はそこまで簡単なものでもありませんでした。
発疹までは行かないが、極度に痛痒くなる全身
コリン性蕁麻疹とは、簡単に言えば「自分の汗(厳密に言うとアセチルコリン)がアレルギーとなって蕁麻疹を発疹する病気」です。生きていくうえでは欠かせない「汗」が原因となるので、理不尽極まりない病です。芸能人だと狩野英孝がこの病を患っていることを公表しています。コリン星の小倉優子はこの病気には何の関係もありません。
蕁麻疹自体は2018年は確かに発疹にまでは至らなかったのですが、体が汗(冷や汗含む)をかきそうになった時に全身が痛痒くなる症状は今も変わっておりません。(コリン性蕁麻疹を発症する前まではこんなことは一切ありませんでした)
厚着をした状態で極端に暑い場所に行った時や、思わぬトラブルで全身が緊張した時などは、発疹までは行きませんが、背中や腕、頭皮などがありえない程に痛痒くなります。それは2019年の4月となった今でも続いています。
”思わぬトラブル”とは例えば以下のような時ですね。
- 車を運転していてヒヤッとした瞬間
- クレーム電話などで、理不尽な事を言われ続けている状況
- iphoneを誤って落とした時(液晶が割れていないかの恐怖)
- 娘が怪我をしそうになった時など
例えが少し分かりづらいかもしれませんが、とにかく日常の様々な所です。体が熱を帯び、汗をかきそうになる瞬間というのは意外に多くあるものです。
ジムに行った時も、運動を開始してから汗を書き始めるまでは地獄の時間です。全身がチクチクした状態の中でランニングをして、「早く汗をかいてくれ・・・!」と願いながら走っています。
少しでも汗をかく事さえできれば、体の痛痒さは嘘のようにひいていきます。(これはコリン性蕁麻疹が発症していた時も同様でした)。一度汗をかく事さえできればその日はもう痛痒くなることはないように感じますが、次の日になるとまたリセットされて、汗がかきそうな状況になると体中が痛痒くなります。毎日がこれの繰り返しです。
去年まではこの状態のあとに体中に蕁麻疹が発疹し、その場でうずくまってしまう程の堪えがたい痛みに襲われます。人目を気にする余裕なんてありません。その頃に比べたら確実にマシになってきています(2017年当時、仕事中にこの痛みに襲われた時はトイレに駆け込んでいました、やせ我慢とかできるレベルでもないです)。
唯一、痛み軽減の効果があったのは、痛痒くなっている個所を冷水シートで拭く事ですね。ただ、全身に蕁麻疹が発症しているので、拭くのが追いつきませんが、それでもやらないよりかは遥かにマシでした。
現在も行っている予防対策
過去記事と内容が少し被りますが、今も行っている予防対策は以下の通りです。過去の被験者の経験に基づく行為がほとんどで、いずれも効果があるかは科学的には一切実証されていません。コリン性蕁麻疹はまだまだ謎が多い病気みたいなので・・・。
- お風呂に長く浸かることによるデトックス効果(つい最近、"お風呂のデトックスは意味がない"という論文が出ていましたが…)
- 風呂に入った後のスキンケア(肌の保湿目的)
- ショウガの摂取(基礎体温の上昇目的)
- 適度な運動(今はジムですね)
皮膚科にはそれ以降は行っていません、有効な薬がない事は分かっているので…。
終わりに
コリン性蕁麻疹が発症している時は本当に地獄の苦しみです。2017年は何度も何度も発症していましたから分かります。「これが一生続くなら仕事も続けられない、死にたい」と本気で思った事もあります。発症する自分が嫌で、友人と会うことを避けている時期もありました。
ただ、「年齢を重ねると症状が和らいでくる」とも言われている病気です。私もまだまだ完治には至っていませんが、1年で大幅に改善されました。今苦しんでる方もどうか諦めないでください。
私が分かるレベルでは体験談でも何でもお話しするので、もし苦しんでいて悩んでいる方がいたらコメントにでもなんでもお書きください。(私も発症していた時は、見ず知らずのコリン性蕁麻疹闘病ブログの方とやり取りをさせて頂いていました)
今現在苦しんでいる方に少しでもこの情報が届きますように・・・。