2022/02/01(火)の話です。
当時、この日記を書いてそのまま公開を控えていました。
私自身、当時、様々な方の癌の闘病日記などを読み漁ってた経緯があり、この記事も今後どこかの誰かの参考になるかもしれないので公開しておきます。
先日(2022/01)、60代後半の母の体の不調で、病院を訪れました。
母の体調不良の原因について書いた前の記事は以下のリンクを参考にしてください。
その時の病院での精密検査の結果、分かった事としては、
「子宮にある癌が増殖しており、結果として、尿道を押しつぶしてしまっている」
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他にも専門的な話を、分かりやすい言葉で医者が20分ほど直接話してくれました。先日は娘の前で泣いてしまった私ですが、今回の医者の言葉はなぜか落ち着いて冷静に聞くことが出来ました。
心のどこかでは、こういった状況になっているであろう事はなんとなくは分かっていたのでしょうね・・・。
また、その時の医者からの話で分かったのですが、母は2年半程前(2019年ごろ)にも別の不調(血尿など)で同じ病院を訪れていて、その時点のCTスキャンの結果で、「ガンと思われる影」(この時点ではまだ確定ではない)がすでに確認されていたとのことです。
で、医者に「今後の治療について相談したいので、後日また来てください」と、2年半前に言われていたのにも関わらず、母は「もう痛くなくなったから無視していた」とのこと。その当時の更なる精密検査のためには子宮にメスを入れる必要があり、それが怖いから見て見ぬふりをしていたとも・・・。また、痛みを我慢しながら癌を取り除きしつつ長生きするぐらいなら、癌を残しつつも自然の流れのままピンピンコロリしたいとも言っておりました。
昔から一度決めたことは曲げない頑固な一面がある母ですが、今回の件は怒りを通り越してさすがに呆れてしまいましたね・・・「そんなに死にたいのか」と。少なくとも家族全員には相談はするべきだろうと・・・。(父親は流石に当時の時点でなんとなくは分かっていたようですが、母の意思を尊重して黙っていた感じでした)。過去のことはもう変えられないので、ここに関してはそれ以上の追及はしませんでした。
話を戻して・・・現在(2022/2)の状況としては、「今の影の形からして、ガンであることはほぼ確定で、もう手術で取り除くことは不可能な大きさに育っている。他の器官に転移をしているように見えるため、治療法としては放射線と抗がん剤による治療しかない。ただ、それですらも改善に効果があるかはわからない。」とのこと。そして、同時に以下のようなことを言われました。
「2年半も前にガンが見つかっていたにもかかわらず、それを放置し続けて、今、この場に生きられていることが奇跡です。その間の年月は、神様が与えてくれた2年半と考え、今後のことはお母さま一人で決めず、遺されるご家族の皆様でしっかりと話し合って決めてください。」
・・・
日々死と向き合っている医者からしてみれば、私たちは「数多くいる患者の中の一組」ぐらいの存在かと思いますが、私たちにとっては有難すぎる言葉でした。
ここから先の話は家族間の問題ですので、詳細は書きませんが、その後は久しぶりに本音で話すことが出来た気がします。
母との時間があとどれだけ残されているのかは分かりませんが、残された一日一日を大切にしていきたいと思います。
皆様もどうかご自愛しつつ、ご家族との時間を大切にしてください。
冒頭で述べたように、これは2022/02/01(火)の話です。当時下書きに書き残していた記事を公開させた形となります。
現在やその後の状況についても、色々と落ち着いたら別記事で作成予定です。
※下記、続きの記事を執筆しました。