本記事は『勝利の女神:NIKKE』のストーリーを自分なりにまとめ、解説・考察していく記事です。
OZの前半のまとめ・考察記事は下記の記事をご覧ください。
【OVER ZONE】Story2
上記が後半の扉絵ですが、ステンドガラス内のそれぞれの模様の意味は、イベントを進めていくと以下のように分かっていきます。
- ドロシー(半分割れている):ピナを失ったことにより、精神が不安定な状態になっている
- 紅蓮(植物):"殺す"ではなく"生かす"ことを人生の目標とし、まずは農業をおこなう心構えを現れ
- ラプンツェル(墓と認識票と星空):死者たちを故郷に返すことを人生の目的とする
- スノーホワイト(銃弾):全てのラプチャーを滅するという心情の現れ
理想像:A (Utopia:A)
ピナを失ったドロシーの精神状態を心配する一行(スノーホワイト、ラプンツェル、紅蓮)。
そこにドロシーが戻ってくるが少し様子がおかしい。(心配の言葉を投げかけても、何のことか分かっていない様子)
皆のそんな心配をよそに、アークから通信が来たことを一向に伝えるドロシー。
アークからの通信の内容は要約すると以下の通り
- ゴッデス部隊のリーダー リリーバイス少佐の死への哀悼の意
- 「アークガーディアン」作戦完遂へのお礼
- 物資及び兵力の支援は、アーク内部で確認中(アーク側も混乱しているとのこと)
- "地上で発生している問題"により、アークの封鎖作業がストップしている
- ゴッデス部隊には、この"地上で発生している問題"を解決して欲しい
■"地上で発生している問題"
- エブラ発生装置の破壊(もともとは、ラプチャーの通信能力を防ぐためだったが、効果が強力過ぎてアークにも影響を及ぼしているため)
- 特定座標の大規模なラプチャー部隊の殲滅(該当座標でのあーじゅ側の作業が、ラプチャーに聞こえてしまう危険性があるため)
- 物資運搬用の大型エレベーターの破壊(アークと繋がる直通エレベーターのため、ラプチャーに利用されるのを防ぐため)
なお、エブラ発生装置を破壊すれば、アークとの通信が可能になるとのこと。
決定権はゴッデス側に委ねられたが、スノーホワイトとドロシーは引き受けることを即決した。
ただ、ドロシーの言動が明らかにおかしい。
前後の文脈的に、"私たち"と使うのはおかしいタイミングが何度もあり、スノーホワイトたちと会話がかみ合っていないようにも見える。
ドロシーは精神に異常をきたし、ドロシーにはピナが見えてしまっていると思うのが自然か。(いわゆるイマジナリーフレンドのようなもの)
※監視所にも、「物言わぬピナ」が追加されているのが分かる。
スノーホワイトは何となく察し、ラプンツェルと紅蓮にドロシーのことを気に掛けるように"約束"させる。
そんな中、ドロシーとラプンツェルが、"エブラ粒子発生装置"の破壊に向かう。
理想像:B (Utopia: B)
ドロシーとラプンツェルが"エブラ粒子発生装置"の破壊に向かっている。
やはり"目に見えないナニカ"と会話をしているように見えるドロシーだが、ラプンツェルはそれに気づいていない様子。
なお、エブラ粒子発生装置の近くではラプンツェルのジャミング能力(ラプチャーを探知する能力)が弱まってしまうとのこと。ラプンツェルのジャミングは髪の毛から発生する、1本1本が小型ジャミング装置みたいなもの。
ドロシー曰く、「ニケは人間だった頃の理想像に基づいて見た目と能力が決まる」とのこと。
ラプンツェルはの理想像は「できるだけ元気な姿で家に帰りたい。」
ドロシーの理想像は「生き残りたかった。」
※つまりは、「自分の精神を保つため=生き残るため」に、ピナをイマジナリーフレンドとして顕現させた・・・?
ピナが死んだ後に、自分の首元に銃を突きつけ、自死しようとしていたシーンが前回あったが、"なぜか"銃弾が込められていなかった。あのシーンも、「生き残るため」にドロシーの能力が発動して"銃弾を消した"と考えられなくもないか。
もしそうだとすると、ドロシーは逆に言えば「死ねない体」になっている・・・?
その記憶に哀悼を:A (A Lamentation for Memories Past: A)
ドロシーとラプンツェルはエブラ粒子装置を発見する。その近くに墓があることを確認する二人。
ラプンツェルは「その墓に祈りをささげたい」と願い、ドロシーはそれを快諾する。
近くにいるラプチャーは、ドロシーが宙に向かって銃を発砲することでおびき寄せた。
ドロシーらしからぬその方法に少し動揺するラプンツェル。
そのまま戦闘に突入する。
その記憶に哀悼を:B (A Lamentation for Memories Past: B)
周辺のラプチャーの殲滅に成功し、およそ20個の墓(木の柱)を見つめる二人。
ラプンツェルは祈りを捧げる。
ドロシーはラプンツェルに「彼女(死者)たちの声が、まだ聞こえますか?」と問いかける。
その問いにラプンツェルは「いいえ」と答え、今祈りをささげている理由は「彼女たちの本当の声が聞きたいから」と理由を語る。(幻聴ではなく、本当の声)
そしてみんなの「故郷」を見つけてあげ、そこで残りの時間を過ごしてほしいと考えている。ラプンツェル自身も「いずれは故郷で永眠したい」と考えているが、それは今では無いことも分かっている。
今では無い理由は「すべきことが出来たから。そのすべきことは・・・」と言いかけたとき、「墓場から黄金色の粒子があふれ、粒子はラプンツェルのロザリオに吸収されていった」
ドロシーは木の柱にかかっていた認識票を集め、監視所のお墓に一緒に迎えてあげようと提案し、ラプンツェルも快諾する。
殺す鋼鉄、生かす鋼鉄:A (Steel That Kills, Steel That Saves: A)
「エブラ粒子装置」を破壊したことにより、収集用ロボットがアークとのリアルタイム通信を出来るようになった。
アーク側の通信相手は「中央政府で今回のアーク封鎖プロジェクトの総責任を努めている者」で、事情により名前は明かせないと言う。
ドロシーはアークの封鎖後の自分たちの待遇について再度尋ねる。回答は「」最高の待遇を準備中です。それは確かにお約束いたします。」とのこと・・・。
ラプンツェルは、ゴッデス部隊の指揮官の様態を尋ねる。
アークからは指揮官についての明確な回答は得られなかった。
※状況的に、アークに搬送されたというわけではなく、行方不明な状態?それとも、今回の通信相手にそれを知る(もしくは伝える)だけの権限がないのか。
ドロシーは、「アークの現状」についても尋ねる。「状況はまだまだ混乱しているが、ラプチャーの恐怖から逃れられ、希望に満ち溢れている」・・・とのこと。
1日に1回、情報共有のために連絡することを約束し、アークとのリアルタイム通信を切る。
そのころ、スノーホワイトは警備をおこなっていて、ラプンツェルは今日のドロシーの様子を伝えに行った。
ラプンツェルから見る限りは、特に変わった様子はなく、「ドロシーはピナの死を乗り越えた」と感じ取っていたが、スノーホワイトはその結果に腑に落ちない様子だった。
ラプンツェルは一人でお墓に向かい祈りをささげようとする。そこにドロシーがいた。ドロシーは、昼間に集めた認識票20個をお墓に掛けていた。
「私はこれからこの場所を、命を失った皆さんの故郷にしたいんです。」と、ドロシーは言う。ラプンツェルもそれに同意する。
殺す鋼鉄、生かす鋼鉄:B (Steel That Kills, Steel That Saves: B)
ドロシーと紅蓮は、アークからの最後の依頼である「特定座標の大規模なラプチャー部隊の殲滅」に向かう。
殲滅は一瞬のうちに完了する。
ドロシーは、紅蓮の強さの秘密を問いかける。
紅蓮曰く「ラプチャーは銃に対してはすごい速度で進化していくが、剣に対しての進化をしようとしない。理由としては剣を使うものは私しかいないからだ。だが、私は進化を続けている、それが今の戦力差につながっている。」とのこと。
また、「私一人が戦争全体に及ぼす影響など微々たるもの」と言うが、
その言葉に、ドロシーは何かを言いかけるが紅蓮はそれを遮る。
※ここで謙遜する紅蓮に対して、ドロシーは明らかに何かを言いたがっている。紅蓮は過去にとんでもない偉業を成し遂げている可能性も微レ存・・・?
ドロシーの言葉を遮りつつ、紅蓮は「いつか。この剣でクイーンの首を斬ってやろうぞ。」と語気を荒げる。
※ここで「クイーン」の名前が唐突に出てくる。この時代のリリス(=リリーバイス?)はまだ墓の中で寝ているはずだから・・・別の個体がクイーンを名乗ってる??例えば、クイーンは体を乗り換えて未来永劫生き続けているとか。そうすると、今のクイーンが倒されて、代わりにリリスの体を手に入れて、本編のクイーンになるのかな・・・?ちょっと、本編のゴッデスレポートを早く読み返していきたいところ。
ドロシーからの「すべてが終わった後、紅蓮はどうするのですか?」との問いかけに、紅蓮は「酒を自分で造る。農業をやってみたい。」と答える。これまでのように"殺す"のではなく、"生かす"を経験してみたいとのこと。
ドロシーは、「まずは監視所に小さな畑を作りましょう」と提案し、紅蓮もそれを快諾する。
おわりに
以上、【OVER ZONE】イベント Story2前半のまとめ記事でした。
イマジナリーフレンドは割と一般的な手法になってきましたね。その存在が消えたときに一波乱起きるのが定石ですが、ドロシーの場合は一体どうなるのか・・・。
それでは、次回はStory2後半の記事でお会いしましょう!
以下にStory後半の記事をUPしました。