本記事は『勝利の女神:NIKKE』のStoryを自分なりにまとめ、解説・考察していく記事です。ネタバレ有りなのでお気をつけください。
それでは始めます。
【CHAPTER.03 感覚】のまとめ・考察記事は下記の記事をご覧ください。
【CHAPTER.04 献花 (Bouquet)】
歪んだ歯車 (Twisted Gears)
シュエンの命令(脅迫)による「トーカティブの捜索」を続ける一行。
視界が悪くなってきたので、指揮官の体力回復も兼ねて野営での休憩を勧めるラピだったが、指揮官が「地上で1時間以内にラプチャーと遭遇する確率は100%」であることから、野営をするのは危険だと伝える。その意見に対して、「倒壊した建物に入り、周り500メートルまでデコイを撒いておくことで4時間は凌げるはず」、とラピは言い、指揮官もそれに従う。
地上での野営は、アニスは久しぶりで、ネオンは初めてとのこと。
ミハラがデコイを撒きに行くのを立候補するが、ラピは二人のことをまだ信頼していないため自分自身で撒きに行った。
ラピが不在になり、ユニは早々にミハラの膝の上で眠りついた。
アニスとネオン、ミハラはお互いのことを語り合う。
アニス:「ミハラとユニはどういう関係なの?ユニはミハラのことをすごく頼っているみたいだけど。」
ミハラ:「私とユニの歯車は酷く歪んでいる。どちらも到底、一般人とはうまくやっていけないほどの歪み具合だが、私とユニはお互いの歯車がなぜかピッタリとハマり合うから一緒にいる。」
ミハラ:「あなたとラピの関係はどうなの?」
アニス:「問題児なの、うん。」
とだけ言い、「もう寝ていい?」と、話をはぐらかす。
※ここの「問題児なの」は一体何のことを言っているのか・・・素直に考えれば、「グレイブティガー戦で炭鉱を壊して、前哨基地送りにされたこと?」、それとも指揮官と出会う前、つまりは本編の前のまだ語られていないラピとアニスの過去を示しているのか・・・。ラピのレッドフード周りの話にアニスも絡んできたらそれはそれで興味深い所。
翌朝、ユニが寝ぼけて指揮官の上で寝ていた。(なお、ニケの体重はスペアボディの種類によって変わるはず。もし重いタイプのボディだったら、指揮官はリアルに圧死していたと考えられる・・・)
指揮官、ユニ、ミハラ、アニス、ネオンの間でコントのようなやり取りが繰り広げられたが、そんな光景をなにか言いたげな目で見つめるラピであった。
個人的には最後のラピのシーンが少しが気になる所。
ラピの指揮官に対する恋愛感情のようなものは一切ないはず(少なくとも表には出していない)なので、嫉妬のようなありきたりな感情ではなく、作戦中にもかかわらずワイワイガヤガヤしているメンバーに対しての戸惑いや苛立ちのような感情を示しているのかな・・・。深く考え過ぎか。
温かい手 (Warm Hands)
野営地を出発する一行。
朝のやり取りをきっかけに、ユニは指揮官のことが大好きになり、手を握りながら歩いていた。好きになった理由は「あったかくて大好き」とのこと。
ニケが温度に執着するのは珍しいことだが、ミハラ曰く、「ユニは感覚が麻痺しているけど、なぜか他人と接触したときだけ、感覚を感じるの。」とのこと。(それはつまりスケベか)
そのため、ユニは他の人と接触したくなるが、大体はその行動に引かれてしまうため、それを受け入れている指揮官に驚いているとのこと。
指揮官のことを「変わっている」といった途端、カウンターズの3人から指揮官に対する熱烈なフォローが飛んできて、困惑するミハラだった。
※この時点で、アニスも指揮官のことをもう信頼しているようですね。
短い繋がり:A (The Ties That Bind Briefly:A)
危険な地形に誘い込まれたことを察する一行。
「ラプチャーには知能がないはず」との考えを改め、トーカティブには間違いなく知能があり、自分たちが待ち伏せされていることを認め、すぐに体制を整え臨戦態勢に移る。
屋上から指揮官を狙撃するラプチャーが現れたが、ユニが指揮官の足の感覚を奪って体制を崩させ、間一髪のところで回避をさせた。
ラピは指揮官を必ず守ることを約束し、ラプチャーとの戦闘を開始する。
短い繋がり:B (The Ties That Bind Briefly:B)
襲いかかってきたラプチャーの殲滅を完了させる。
ミハラとユニはカウンターズのことを気に入り、「5人で編隊を組むのも悪くないわね。」と提案し、アニスは賛成するが、ラピは「あなた達のことはまだ信じられない。」と一蹴し、ミハラもそれ以上は何も言えなかった。
※ラピのまだまだ生真面目な性格が如実に現れているシナリオ。ちなみに、ラピがミハラとユニを信頼していない理由は、シュエンの命令とはいえ「指揮官を傷つけたから(命が危険になるレベルで)」であることは変わりないと思われる
おしゃべり:A (Garrulous Talker:A)
先程の戦闘で指揮官を助けたユニが、指揮官に「ご褒美」を要求する。
指揮官は人間のため、ユニの願いを聞き入れるのは難しいと諭すが、指揮官は「構わない」と伝える。
ユニへのご褒美は「指揮官の手の甲をつまむこと」。ユニのつまむ力はどんどんと強くなり、皮膚が少しめくれ血が滲んだところでミハラのストップがかかった。
ラピが指揮官の手を治療していた所、突如正体不明のラプチャーが姿を現した。
「喋るラプチャー」に困惑する一行。そんな中、トーカティブはラピのことを蹴り飛ばし、その時に見えた足の形から、ユニとミハラがそのラプチャーがトーカティブであることを認識する。
「動くな」
「自分の前にいるのは誰か、思い出すんだ」
※トーカティブこのセリフが誰に向けて言われたものかイマイチ不明。話の流れ上はミハラのようにも見えるが、ミハラはトーカティブに会ったことがないから違う。
この後に「ラピのレッドフード」のことに気づくことから、トーカティブとラピは過去に会ったことがありそうなためラピか?
ただ、更にこの後にトーカティブの目的は「指揮官の連れ去り」であること分かることから、このセリフも指揮官に向けて言っている可能性もある・・・?
ミハラとユニは落ち着いて、感覚を交換して腹部を傷つけ、視覚を奪い取ることに成功した。
ミハラはトーカティブを捕獲することを提案する。
改めて見てみると、トーカティブ君の初登場シーンて、なんか散々ですね・・・。喋っている途中に急にお腹を抉られて、視覚を奪われて・・・(苦笑
更には題名の「おしゃべり」って・・・garrulousを直訳した形になるのでしょうが、「おしゃべり」だとどうにもコミカルになってしまいますね。
おしゃべり:B (Garrulous Talker:B)
トーカティブとの交戦が続く。
トーカティブはミハラの「感覚交換」の能力に気づき、自らの肉体を傷つけ始める。そんなトーカティブの予期せぬ行動により、ミハラは苦痛が許容範囲を超え、地面に倒れて身をくねらせる形となった。
なおかつ、視覚が奪われる前の位置関係から、ユニの立ち位置を予測し、ユニに重い一撃を喰らわせる。
トーカティブは自分の体を修復し、指揮官に語り始める。
「人間。共に行こう」
「大人しく付いてくるなら、危害は加えない」
※ここで、トーカティブの目的は指揮官の連れ去りであることが分かる。
指揮官とトーカティブの間にラピが立つ。
ラピの回復力に驚くトーカティブだったが、ラピの姿を見てなにかに気づく。
「フェアリーテールモデル、レッドフードか」
「ふははは!今日は本当に運がいいな!」
ラピは指揮官を逃がそうとするが、その直後、トーカティブの尻尾が指揮官を捉え、指揮官は右足を骨折する。
ラピは覚悟を決め、アニスとネオンに「命をかけて」とお願いし、二人とも同意する。
その直後、対艦ライフルを持ったニケ(スノーホワイト)がトーカティブを狙撃する。
そのニケの事をトーカティブは巡礼者(ピルグリム)と呼び、ニケはトーカティブのことを「異端」と呼ぶ。
救援に来たニケはトーカティブの修復速度が追いつかないほどの勢いで攻撃を加え、トーカティブを撃退することに成功する。
正体不明のニケもすぐにその場から去り、ラピは指揮官たちを安全なところに移動させることを提案する。
※考察
物語が急展開するシーン。
なお、22話の時点でも、この「フェアリーテールモデル、レッドフード」が具体的に何を指しているのか不明。
ただまぁおそらくはおとぎ話(Fairy Tale)に関連する命名であると考えられるため、OverZoneに出てきたゴッデス部隊のメンバーはいずれもフェアリーテイルモデルと考えられる。(名前の分からない紅蓮姉とリリスはちょっとなんとも言えないないが・・・)
レッドフード・・・赤ずきん
スノーホワイト・・・白雪姫
ラプンツェル・・・髪長姫
ドロシー・・・オズの魔法使い(家に帰りたい少女の話)
紅蓮(スカーレット)・・・薔花紅蓮伝(韓国童話)
紅蓮姉(名前不明)・・・??おそらくは薔花(そうか)
リリーバイス(リリス)・・・ヘンゼルとグレーテル??
レッドフードはすでに亡くなっているため、その能力(特性?)がラピに引き継がれたと考えることも出来る。
レッドフードの考察に関しては、もう少し先のモダニア戦の時に別途行いたい。
おわりに
Chapter.04は少し長いので一旦ここで区切ります。次回は続きからの考察を始めます。
最後までお読みいただきありがとうございました!