久々にアニメの感想記事です。
巷で何かと話題の"推しの子"を全話一気に見てみました。それに対する正直な感想記事です。ネタバレ満載ですので、未視聴かつ今後見る予定がある方はお気を付けください。
第一印象
第1話のみが82分の構成でした。(2話以降は普通のアニメと同じ1話30分)
初っ端からこの時間構成は、おっさんにはちょっと重いんですよ・・・。マジな話、話題性だけで見始めてここで脱落した人はそれなりにいるはず。自分のペースに合わせて途中で区切ればいいんでしょうけど、なんかそれはそれで中途半端になって、結局そのまま見なくなるってパターンも多そうですしね。
ただ、内容としては普通に面白かったんで、途中で切るのはもったいないですよ!
全11話を通してみて、印象に残ったシーン
アイが死ぬシーン
「アイドルであるアイが、ストーカーに刺されて死ぬ」
まぁ・・・現実社会でも稀に聞く話ですよね・・・。アニメとはいえ、良い気はしないものです。
1話の最後のシーンがこれで、かつ、ルピーとアクアはすでに転生を経験しているので個人的にはここから、「アイが死ぬ未来を回避するために、ルビーとアクアが転生を繰り返す」物語が展開するものと確信していましたが、意外にもその期待は裏切られました。まさか、「アイが死亡した世界線」でそのまま物語が進んでいくとは・・・。逆に新鮮な感じでしたね。
クラスメートの寿 みなみの登場
Gカップのグラビアアイドル。
めっちゃ可愛い!好き!
・・・とか思ってたのに、登場時がピークで、以降はあからさまに出番が無くなってて笑う、いや泣く・・・。アニメの後半にもなると、存在を忘れられるほどのモブキャラ化(むしろ出てこない)。
1期のアニメはもう終わっちゃいましたが、みなみちゃんのB小町加入ルート・・・あるよね?あってくれ!
クラスメートの不知火 フリルの登場
同上。
作者の別作品の「かぐや様は告らせたい」に出てくる不知火ころもの妹らしいけど、それ以上でもそれ以下でもない存在のままアニメ1期が終わってしまった・・・。
クラスメートの扱い酷くない?!
恋愛リアリティーショー
作中のある出来事が、フジテレビのテラスハウスの某事件と酷似していて荒れたという話は、トレンドなどの情報から未視聴の時点で知っていました。(詳細は知りませんでしたが)
「アニメ内でなにか煽るようなことしていたのかな?」とも思いつつ、実際にアニメの方も見てみたのですが・・・煽るどころかむしろ、テラスハウスのようなリアリティーショーの実態や危険性を分かりやすく説明してくれていて、むしろあの手の作品を「リアルだ!」とか「やらせだ!」とかで変に騒いでいる方々はむしろ率先して見て頂きたい内容でしたね。
私は少なくとも、例の事件に意図して酷似させるとか、煽っているようには見えませんでした。まぁあの事件自体はフジテレビの関係者がクズとしか言えませんですしね・・・。
真面目な話はこれぐらいにして、アニメの黒川 あかねがただただただただ可愛い。
黒川 あかねの登場
マジでかわいい。 サテュロスとかでお馴染みの石見舞菜香さんの声もベストマッチング。
前半は割と危なっかしいキャラで冷や冷やしましたが、後半、星野アイをトレースしたシーンではマジで鳥肌が立ちましたね。「石見舞菜香さんは高橋李依さんの物まねが得意」がどんだけすごい形で活きてきているだよというレベル。あと、あかねがアイのことを分析している際、「発達障害の傾向」という単語がアニメの中ではっきりと出てきたのも少し驚いたかな。うすうすは感じていても、それを言語化するハードルのようなものがありますからね。
恋愛リアリティーショー編以降は少し出番が少なくなりましたが、最終話でのアクアとのビジネスデートのシーンでの姿もまた可愛かった。まぁ、その後に明かされた有馬 かなとの確執のシーンでは、そのメンヘラ気質に若干引きましたが(笑
でも好き!
彼女がB小町に入るルートは流石になさそうだけど、2期でもかなとバチバチやり続けて欲しい。
ぴえヨン
ぴえヨンはもうずるい。好き。
ただの色物キャラなのに、ストーリー上のキーマン(中身を変えて)になっているのがまたずるいw
この手の筋肉系のキャラの実写が、横川尚隆さんでお馴染みになっているのもまた笑う。
B小町のライブシーン
最終話でこんな完璧な作画でライブシーンやられたら、そりゃ誰でもファンになっちまうよ・・・。
ストーリー的にはカナがメインの立ち位置で、ライブでも前面に出てきていたんだけど、そんな中でも不思議とルビーに視線を持っていかされてしまうような画面構成もまた見事。これがアイの遺伝子ってやつか・・・。
なお、私はなんだかんだ言いつつも有馬 かな推しです。
ゲッターのSTORM
私が推しの子未視聴だった頃に、JAM Projectの「STORM」がなぜか一時期推しの子とセットでトレンドで急上昇していました。その時は何が起こっているのか全く分かりませんでしたが・・・以下の動画がきっかけだったようですね。
YOASOBIのアイドルの歌詞の、「君は完璧で究極なアイドル!」の部分の「アイドル!」がSTORMの「ゲッター!」のところと似ているからと理由で作られただけのMAD。
マジでニコニコ時代のノリ。でも嫌いじゃないw
水木一郎さん、素晴らしい歌をありがとうございました。JAMのライブでこの歌を生で聞けた思い出は一生大事にしていきます。
アニメ1期で残された伏線
- 苺プロダクション元・社長(斉藤 壱護)の行方
- ルビーとアクアがお互いの過去(せんせ、天童寺さりな)を知る瞬間
- アイを殺した黒幕(まぁこれは原作の最後まで明かさないでしょうが)
(まぁ、トレンド関連のつぶやきで、漫画の方でも上記の中の進展をちょっと知ってしまったんですけどね。。。くそー!)
総括
全11話とは思えないほどの大ボリュームな作品でした。見て損はないですよ!アイがメインの話かと思いきや、アイは1話で早々に退場し、それ以降はアイの幻影を追いかけているようなストーリー構成にもびっくり。
しいて欠点を上げるとするのであれば、11話の中で色んな話を詰め込みすぎていて、それぞれのルートに対して全体的に物足りなさは感じたかな。例えば、クラスメートの深掘りとか、ルビーの成長とか、新生B小町をもっと見たいとか・・・。
あと、今後、黒幕探しをメインにされるとダークな雰囲気になってちょっと億劫になってくるのでそっち方向がメインにならないことを祈りたい・・・。
おわりに
以上、推しの子 アニメ1期の感想記事でした。
続きは気になるけど、アニメ2期まで楽しみにしておくか・・・。果たして耐えられるであろうか。