アニメ感想記事が続いていますが、今回は「化物語」のネタバレほぼ無しの感想記事です。つい先日、AmazonPrimeで一気観しました。良ければお付き合いください。
私自身、作品自体は2009年のアニメ放送当時から知っていたのですが、周りに見ていた友人がいなかった為か私も見る機会に恵まれないままでした。
実際に見てみての個人的なおすすめ度を先に書いておくと、★5に限りなく近い★4です。
それでは、始めます。
「化物語」とは
「怪異」と呼ばれる存在が巻き起こす事件を主人公と仲間たちが解決していく物語です。
原作は西尾維新さんによる小説です。2020年5月現在、天上天下やエアギア、昔だと成人コミックスでも有名な大暮維人(オーグレイト)さんが漫画版を連載中です。
余談ですが、大学の頃の古本屋でのバイト時代、大暮維人さんの書籍は無条件で超高価買取の著者さんの一人でした(笑
アニメの放送日時と話数
2009年7月~9月に放送されました。全15話です。各話の内訳としては以下の通りです。
話数 | メインヒロイン |
---|---|
第1話 - 第2話 | 戦場ヶ原 ひたぎ編(ひたぎクラブ) |
第3話 - 第5話 | 八九寺 真宵編(まよいマイマイ) |
第6話 - 第8話 | 神原 駿河編(するがモンキー) |
第9話 - 第10話 | 千石 撫子編(なでこスネイク) |
第11話 - 第15話 | 羽川 翼編(つばさキャット) |
基本的には上記に該当するヒロインが中心となって物語が進んでいきます。
出演声優
キャラ名 | 声優 |
---|---|
阿良々木 暦 | 神谷浩史 |
戦場ヶ原 ひたぎ | 斎藤千和 |
羽川 翼 | 堀江由衣 |
忍野 メメ | 櫻井孝宏 |
忍野 忍 | 坂本真綾 |
八九寺 真宵 | 加藤英美里 |
神原 駿河 | 沢城みゆき |
千石 撫子 | 花澤香菜 |
・・・非の打ち所がありません。
どの声優さんも2009年当時も、2020年の今でも主役級のキャラを頻繁に演じられている方々です。
ってか、真綾さんって、化物語にも出演されていたんですね、普通に知らなかった・・・。ん、化物語で忍のセリフシーンってあったっけ・・・?
実際に見てみての感想
とにかく、1話1話の情報量が多い、多すぎる・・・!
作画などのクオリティもめちゃくちゃ高いです。
ギャグやパロディ、メタ表現や特殊な単語が頻繁に登場してくるのも印象的でした。
良かった点
- 全15話なのにOPが全5種類、しかもそれぞれのヒロインが歌唱
- 演出が独特
- 5人のヒロインがいずれも個性的でかつ可愛い
全15話なのにOPが全5種類、しかもそれぞれのヒロインが歌唱
曲名 | 声優 |
---|---|
staple stable | 斎藤千和 |
帰り道 | 加藤英美里 |
ambivalent world | 沢城みゆき |
恋愛サーキュレーション | 花澤香菜 |
sugar sweet nightmare | 堀江由衣 |
ヤバいっすね(語彙力不足)。
締めにほっちゃんをもってくるところがまた良い!
いずれの曲も作詞は『SoltyRei』(ソルティレイ)のOPなどで有名なmeg rockさん、作曲はアイマスや涼宮ハルヒの憂鬱などでお馴染みの神前暁さんが担当されています。
余談ですが、斎藤千和さん、沢城みゆきさんのキャラソンを聞くと、極上生徒会のボーカルソングCDを思い出すなぁ・・・。
※極上生徒会とは(個人の主観がかなり入っています)・・・コナミの作品で、ときメモの後釜として開発され、アニメ化(ヒロインは田村ゆかりさん)、漫画化、ゲーム化と矢継ぎ早にメディアミックス展開されていったが、コナミの思惑に反して鳴かず飛ばずのままシリーズ終了・・・という不遇の作品です。
私は大好きな作品でした・・・。その内、懐かしむといった意味で感想記事でも書きたいですね。
今見てもすごすぎるキャスト陣です。この方たちがED曲を担当して、更にはキャラごとのキャラソンもあるって・・・謎の高クオリティでした。2期ぇ・・・。
演出が独特
これは実際に視聴すれば何のことか一目で分かると思います。
例えば、アニメなのに画面に多くの文字を表示(一時停止しないと読み切るのはほぼ不可能)させたり、ところどころに実写やCG映像を挿入したり、四肢が切断されるイメージを文字で表現したり・・・とにかく多種多様な手法で視聴者側を楽しませてくれ、時に不安を煽ってきます。
劇団イヌカレー
まどマギの魔女の作画や真綾さんの書籍「満腹論」の挿絵などでもおなじみで、独特のタッチが特徴的な劇団イヌカレーさんも最終話で作画に参加されていました。ちなみに劇団イヌカレーさんのデビューは坂本真綾さんのミニアルバム『30minutes night flight』に収録された楽曲「ユニバース」のミュージッククリップです。
5人のヒロインがいずれも個性的でかつ可愛い
とにかく個性的です。まともな人がいません(笑)
最初はまともだと思っていた羽川さんも・・・。
各ヒロインの特徴を挙げていくと・・・
- 難聴系ロリコン不死身主人公
- ツンデレメンヘラ露出狂でも一番可愛い(cv.ちわちゃん)
- 優等生メガネっ子猫耳巨乳(cvほっちゃん)
- ツインテール小学生かつ神(cv.えみりん)
- 百合・BL大好きボーイッシュ露出狂少女(cv.みゆきち)
- 主人公大好きスク水中学生(cv.ざーさん)
・・・あれ?これだけ聞くとなんかいろいろと駄目な作品じゃね?
悪かった点
- 設定の説明が少し足りない気も
- パロディが若干くどく感じる時も
- 主人公の性格がちょっと苦手かも
設定の説明が少し足りない気も
前知識がほとんどない状態で見始めたので、序盤で「主人公は吸血鬼!ほぼ不死身!」とか言われ、最初はなんのこっちゃって感じになりました。
普段アニメを見ない人はちょっと違和感を抱くかもです。
パロディが若干くどく感じる時も
最初の内は新鮮な気持ちで見ていられるのですが、何度も見ることによってくどく感じられる時が私はありました。
例えば、赤塚不二夫先生、藤子・F・不二雄先生タッチの画風になるシーンがあるのですが、それが頻繁でちょっとしつこいかな・・・と感じたときが何度か。。。すいません、あくまで、私個人の意見です。
主人公の性格がちょっと苦手かも
こちらもあくまでも個人の意見です。
鈍感・難聴系(ヒロインに告白されると、決まって雑音が入り、「なんだって?」と言う系の主人公)」って個人的にちょっと苦手なんですよね・・・。そのせいで、つばさキャットのオチも一瞬で分かりましたし。。。(まぁ、わかるように演出されているのかもしれませんが)羽川さんの物語の消化不良感も否めません。
あとは小学生の胸を揉んだり、キスをしようとするシーンは流石にちょい気持ち悪かったですね。
あくまで化物語の時点での感想ですので、他の物語を見て評価が変わる可能性も大いにあります。
こんな人にお勧め
- 怪異といったモノノ怪の類の物語が好きな人
- 西尾維新ワールドを体感したい人
- 出演声優さん目当てで見てもオッケー!キャラソンも同時に聞けるよ!
総評
とにかく凄い作品でした。(再びの語彙力不足)
西尾維新さんといえば、私は「めだかボックス」とかは実は全巻持ってたりするのですが、あんな感じでやはり情報量がとてつもないアニメでしたね。
見る人を選ぶ作品の一つではあるかと思いますが、私は十分に楽しめました。
ここから、物語シリーズの沼に踏み入れるか・・・。
- ファーストシーズン
- 化物語
- 偽物語
- 猫物語(黒)
- セカンドシーズン
- 憑物語
- 終物語
- 暦物語
アニメ化された物語だけ見てもめっちゃ多いんですね。最初は「ひぐらしのなく頃に」みたいな感じかとも思っていましたが、現時点での印象はまるで異なったものですね。
何はともあれ、ゆっくりとみていきたいと思います。
個人的な評価
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
OP・ED曲:★★★★★+
出演声優:★★★★★+
作画:★★★★☆
オリジナル性:★★★★★
総評:★★★★☆+
多くの人に見て欲しい作品、個人的にお勧め。
正直、★5と迷いましたが、合わない人には合わない作品かとも思うので★4としました。
最後までお読みいただき有難うございました!
ちなみに今でしたらAmazonPrimeで全話見ることが可能です。