オタクパパの日常

今はSteamのゲームにMODなどを導入し、自分用のメモとしてちまちま書き記していっています。

【ネタバレあり考察】「不死身のパイセン」という漫画が面白い

マンガワンアプリの無料枠で読んだ漫画なのですが・・・めちゃくちゃ面白かったです。

読んでる中で色々と書き残したいことも出てきたので、以下に【ネタバレあり】の感想を書いていきます。まだ読んだことない人は、ここから下は読まずに、まずは「不死身のパイセン」の本編の方をぜひぜひ読んでみて下さい!!

「不死身のパイセン」の1周目の感想

まずは1周目の感想です

ホラーマンガかな・・・いや、これはギャグ漫画だ!!

スゴイ回復力ッス 先輩!

最後どういうこと・・・。で、どれが本当の現実・・・?

いろいろ訳分らん、2周目を読もう。

「不死身のパイセン」の2周目の感想

解説、考察です。

1話

予報にもない正体不明の台風が町を襲った。

先輩はこの台風に巻き込まれ、顔や全身に大怪我をし、病院で生死の境をさ迷っている。以降の話はパイセンの「頭の中」に作られた仮想世界での出来事。鬼龍院はイマジナリーフレンドのような存在。現実世界の後輩である桐柳から作られたと思われる。

大口を開けて近づいてくる妖怪
→現実世界での「接近してくる台風」を示している?

深読みせずに素直に読むと、「みつけた みつけた みつけた」と言っていることから、先輩を現実世界に連れ戻そうとしている「自我の一つ」と考えられる。

ちょい足し

おまけ前日譚「昨日のパイセン」

現実世界での、台風が近づいている中、本能的に「なにか嫌な予感」がしているパイセンの心情を示している?

7話でパイセンが猫を飼っていて更に子猫も生まれたことが判明するため、その場からは離れられず、その「嫌な予感(台風)」からは目をそらしているようにも見える。

2話

仮面ライダーのようなお面をかぶった子供の妖怪
→妖怪の異常な振動やこの世のものとは思えない奇声は、「現実世界での台風が家に直撃した状況」を暗に示している?パイセンも最後のコマで吹っ飛んでいるような描写になっている。

ちょい足し

1話の妖怪を馬乗り(マウントポジション)でボコボコにする鬼龍院
→これは何を描写しているんだ・・・単純に、鬼龍院の危険性?それかそもそもの元凶である「台風」へのパイセンの憎しみの現れか。

パイセンと鬼龍院の部活は、サッカー部的なあれかもしれない。

3話

東屋に誰もいない状況(普段は学校の連中がタムロしている)
→この世界がパイセンの精神(頭の中)の世界であることの伏線

頬や体が切り刻まれる描写
→現実世界での「台風が家に直撃し、ガラスの破片や天井がパイセンに降り注いでいる状況」を暗に示している?

想像したら怖くなってきた・・・涅槃寂静ニルヴァーナ・・・。

ちょい足し

妖怪とダンスをして遊んであげる鬼龍院。パイセンは雲になる夢を見ている。

パイセンと鬼龍院の部活は、テニス部かもしれない。

4話

レトロな木箱に入っている両腕がもげた人形
→現実世界での、「台風直後のパイセンのケガの状況」を暗に示している・・・?人形には女性器のような描写も書かれており、髪型も後に出てくる入院中のパイセンのものにどことなく似ている・・・。

パイセン自身が人形になる描写
→現実世界で、入院して人工呼吸器などの人工物をつけられたことを示している・・・?

ちょい足し

部活は、その長身(2m)を生かした女バスケかもしれない。

5話

「にしても誰かに似てるな」のセリフ
→現実世界での後輩の桐柳のことを示している

「体中痛くて動けない」、「送って」のセリフ
→現実世界で、崩落した建物からの救出を待っているパイセンの状況を示している・・・?

ちょい足し

人形になったパイセンが、一度壊れてもとに戻る描写
→現実世界で、危機を脱したことを示している・・・?

部活は、ソフトボール部かもしれない。

6話

常に後ろ姿しか見えない妖怪
→例えば、現実世界での手術後のパイセンの顔を示している・・・?(顔の怪我が特に酷いことは匂わされているため)

ちょい足し

部活は、陸上 中~長距離走の選手かもしれない。

7話

すべてのネタバラシがされる回。パイセンはイマジナリーフレンドである鬼龍院と別れ、「現実世界」に戻ることを決意する。

パイセンは「バレーが好き」ということが判明する。また、バレー部の所属でもある。パイセンは主将。レシーブが苦手な「恵」という後輩もいるらしい。

パイセンは猫を飼っていて、最近子猫が生まれた。

ちょい足し

部活は、レスリング部かもしれない。凄く似合っているからこれで決定!

エピローグ

これまでの1話~7話は夢オチ!!

パイセンと鬼龍院はバレー部ですらない。

最後に空から人が降ってきて、パイセンの顔面に直撃して物語が終わる。続きはちょい足しへ。

この話は、パイセンが現実世界の自分のケガの具合に絶望して、再び現実逃避してきた描写のようにも見える。最後の直撃は、「肉体の死」を表しているか。

ちょい足し

病室でパイセンが目覚めるところから始まる。顔の怪我を気にしていることから、「エピローグ」の直後かと思われる。

その後の展開はもはや理解不能・・・マルチエンディング式にも見えるが、おそらくは明確な正解はない。読んだ人がそれぞれ自由に考察する形で大丈夫かと思う。

私は「肉体の死」からのゴールドエクスペリエンス・レクイエムな展開しか思いつきませんでした・・・。

オレのそばに近寄るなああーッ

おしまい。