オタクパパの日常

今はSteamのゲームにMODなどを導入し、自分用のメモとしてちまちま書き記していっています。

ネタバレ無しで「東京マグニチュード8.0 」を紹介する

ガチなアニメオタクな私が、多くの方に自信を持って薦めることが出来るアニメ作品(一般的な知名度はそこまで高くないもの中心)を紹介するシリーズです。

これまでは「SHIROBAKO」「月がきれい」と紹介してきて、今回で3作目の紹介となります。

www.21120903.tokyo

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今回紹介するタイトルは2009年にフジテレビのノイタミナ枠(毎週木曜24:55からの深夜アニメ枠)で放送されていた「東京マグニチュード8.0」の紹介・感想です。

ちなみに「ノイタミナ枠」は今もある人気枠ですが、「Animation(アニメーション)」を逆から読んで「noitamina(ノイタミナ)」となります。

ノイタミナ枠としては以下の作品などが有名ですね。

  • ハチミツとクローバー
  • のだめカンタービレ
  • もやしもん
  • 図書館戦争
  • 四畳半神話大系
  • あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
  • 銀の匙

それでは、始めます。

作品紹介のきっかけ

2019年12月にAmazonPrimeビデオでの配信がスタートしました。

私は当時リアルタイムで見ていたのですが、今でも内容を覚えているほどの強烈な印象を受けた作品ですので、この機会にぜひ多くの方に見て頂けたらと思い、紹介することにしました。

作品の概要

「東京マグニチュード8.0」というタイトルからもなんとなく想像できる通り、

東京をマグニチュード8.0クラスの直下型大地震(海溝型地震)が襲い、崩壊した東京を舞台に話が進んでいきます。

(レインボーブリッジをモチーフにした)橋や東京タワーの倒壊、三軒茶屋の火災被害など、東京が少しずつ崩壊していく様子がリアルに描かれています。避難所や遺体安置所も描写されます。

主人公は「台場にたまたま遊びに来ていた2人の幼い姉弟(中1と小3)」のため、自分たちの力だけでは解決できないことも多く、更には震災後の極限状態に置かれている余裕のない大人たちから冷たい扱いを受ける描写なども多くあります。

この作品をお勧めする理由

上記の概要の通り、本作品は決して楽しい気分で見れる作品ではありません。

ただ、作品を制作するにあたり、東京消防庁、海上保安庁、陸上自衛隊、東京DMAT、東京都立墨東病院などに取材協力を得ているため、アニメ作品ではありますが、大地震後のシミュレーションを見事に映像化してくれた作品となっています。勉強になる事や参考になる事も非常に多いです。

また、後半はアニメだからこそ表現できるような展開や表現もあり、あれを見て心揺さぶられない人はほぼいないと思います。そのため、ネタバレを事前に見ないで作品を視聴することを強くお勧めします。

日本で暮らしているうえで絶対に避けては通ることが出来ない「大地震」という災害から身を守るための入門編ぐらいの感じでこの作品を視聴するのでも良いと思います。全11話のため、サクッと見ることが出来ます。

トリアージ(治療の優先度決め)について

トリアージとは、災害発生時に救護者の優先順位を視覚的に分かるようにするための手段です。主に怪我の具合によって4色に分けられ、その色のタグが体に巻き付けられます。

大まかに分けると以下の通りになります。

内容
黒 -Black- 死亡、または現状では治療不可能。
赤 -Red- 生命にかかわる危険な状態、一刻も早く救命処置が必要。
黄 -Yellow- 容態は安定しているが、早期に処置をすべきもの。赤に変化する可能性もある。
緑 - Green- 治療は不要な状態。もしくは今すぐの処置や搬送の必要ないもの。

この知識があると、作品内のとある場面で少しだけ役に立ちます。

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防災センター要員講習修了証

ちなみに私、この防災関連の資格を取る時に机上でトリアージの訓練を行いました。

訓練とはいえど、様々な症状のけが人(情報)が次から次に運び込まれてくるので、かなり焦るんですよね・・・あれを実際の現場で行うことが出来る方は本当に凄いです。モタモタしていたら状況は悪化する一方なので、人命を左右する決断力と判断力の両方が常に求められます。

オープニング曲

オープニングはabingdon boys schoolの「キミノウタ」です。

abingdon boys schoolはT.M.Revolutionの西川貴教がボーカルをしているグループといえば、多くの人に伝わるかと思います。

www.youtube.com

作品を最後まで視聴後に改めてこの曲を聞くと、様々な感情が溢れ出てきます・・・。

出演声優

キャラ名 声優
小野沢 未来 花村怜美
小野沢 悠貴 小林由美子
日下部 真理 甲斐田裕子
小野沢 誠司 中博史
小野沢 雅美 井上喜久子
日下部 隆太 羽多野渉
マユ 喜多村英梨
ユカ 豊崎愛生
リサ 遠藤綾
川崎 彩 野中藍
川島 樹 沢城みゆき
コンビニ店員 中原麻衣
アナウンサー 滝川クリステル

私がこの作品を初めて見たのは10年前なわけですが、当時は年上のお姉さんだった日下部 真理(32)の年齢を私がすでに上回っているという事実・・・!

まぁそれはさておき・・・

花村怜美さんは、新海誠監督の「秒速5センチメートル」の準ヒロイン役(澄田 花苗)で私は知りました。

小林由美子さんは昔ながらのファンだとシスプリやしゅびっちの愛称でお馴染みで、最近だとクレヨンしんちゃんの野原しんのすけ(2代目)として有名ですね。

中原麻衣さん(古河渚、竜宮レナ、エステル、エウロペ役などなど)がコンビニ店員役なのに時代を感じる・・・。

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珍しいところだとアナウンサー役の滝川クリステルさんですね。作品内でもアナウンサー役として、東京が崩壊していくニュースを読み上げられていました。

動画視聴が出来るサイト

前述の通り、Amazonプライムで視聴可能です。2019年12月に公開が開始したばかりですので、しばらくは閲覧することができるかと思います。

作品内での地震発生日時

ちなみにこの作品は2009年7月10日から9月18日にかけて放送されましたが、作品内で地震が発生した日時は「2012年7月21日、15時46分頃」です。

この周辺で発生した地震としては東日本大震災(2011年3月11日)が記憶に新しいですね・・・。

地震は今の科学力でも完全な予測不能と言われています。今この瞬間に来ても、明日来てもおかしくないような現状です(もちろんこれから数十年の間来ない可能性だってあります)。

不安を煽るわけでは決してないのですが、いざ地震に見舞われた時の事前シミュレーションをある程度しておいたり、水や非常食などの物資をできるだけ備蓄しておくだけでも後の結果に大きく影響するかと思います!

おわりに

いつものアニメ紹介記事とは毛色が異なる形になりましたが、以上となります。

一人でも多くの方がこの「東京マグニチュード8.0」を視聴されることを祈って・・・。

最後までお読み頂きありがとうございました!