ちょっと重々しいタイトルですが、最近の話ではなく、去年の喧嘩直後位の話です。
喧嘩により最悪になった夫婦仲をなんとか改善させたく、Webなどで改善方法について我武者羅に調べている時期がありました。その中でたまたま見つけたのが近所の"弁護士団体のホームページ"です。その流れから弁護士さんと会話をすることになったので、参考までにその時の状況を書き記しておきます。当たり前ですが、弁護士の先生と話したのは後にも先にもこれが初めてです。
弁護士さんのところに行くことになったきっかけ
その弁護士団体のホームページには以下のような謳い文句が記載されていました。
- 離婚をお悩みの方
- 夫婦仲を改善させたい方
気軽に相談ください。(無料相談あり)
この"夫婦仲を改善させたい方"の一文に一縷の望みをかけて、1時間の無料相談を思い切って受けてみることにしました。
早速Webで予約をし、予約した日(平日)に仕事を休んで向かいました。ウチから割と近くに弁護士事務所があったことにまずは驚きました。普段も普通に利用している道に隣接しているビルの中でした。
事務所に到着、秘書との会話
ビルに入るとまずは代表の秘書の方が入り口から部屋まで案内をしてくれました。ドラマに出てくるような弁護士の秘書のイメージそのままでした。通された部屋も、窓が一切ない取調室のようなところで、なんか非現実的な時間と空間でした。そこで秘書の方に今回の相談内容について聞かれたのですが・・・以下がやり取りの要約です。
今回はどのような相談内容ですか。
妻から離婚を言い渡されています。離婚を回避し、夫婦仲を改善したいのですが…。
なるほど。事情は分かりました。ですが、改善の類は私たちの業務範囲外ですね。その辺は民間のカウンセラーさんなどを頼られるといいと思います。
そうなんですか・・・(あれ、ホームページには書いてあるのに…)
その後いくつか会話のやりとりをし・・・
状況は分かりました。それでは先生にお取り次ぎしますね。
ここで秘書の方は退出、その後はお姿を見かけることもありませんでした。ホームページの記載は私の勘違いの可能性もあったので強くは言えませんでした。(ただ、帰宅後にもう一度Webを見たら、間違いなく「夫婦仲を改善させたい方」と記載されていました・・・)
その数分後にその弁護士事務所の代表の方が部屋に来られました。全身に一気に緊張が走り、ほぼ反射的に席を立って、弁護士の先生にお辞儀をしている自分がいました。
弁護士の先生との会話
弁護士の先生は60ぐらいのお方で、少し強面な印象でした。ただ、見た目とは裏腹に非常に話しやすく、当時の私の状況に同情をしてくれたりもしました。話の内容に関しては「秘書からも聞いてるかと思うけど、ウチは夫婦仲改善の類はやっていないんだよ。なので、離婚するときの話がメインになってしまうよ。親権や、慰謝料とか養育費とかのね。」と言われました。
これに関してはもう従うしかなかったので、ここの弁護士さんに依頼した時の料金体系やこれまでの事例などを教えてもらいました。印象としてはまぁべらぼうに高かったですね・・・(弁護士全体に言えることだとは思いますが)。
今回は初回なので無料ですが、今後は少し相談するだけでも万単位のお金を要求され、成功報酬の額などはもう思い出したくも無い程でした。ただ、夫婦仲が完全に崩壊している人は、こういったところを利用してでも慰謝料や親権をとって離婚したいんだなという気持ちはなんとなく分かりました。
ある程度説明が終わった後は、今回の弁護士さんは一個人として私の夫婦仲改善に関する相談にも乗ってくれました。これは予想外でしたが有難かったです。その時にいただいた言葉で印象に残っているのは「話を聞く限りは、奥さんに男の影が無くなれば案外簡単に改善できるような気もしますねぇ」と言ってくださったことでした。当時の私はこの言葉に大きな勇気を頂けました。ただ最後には「もし、今後こじれてどうしようもなくなった時はまた相談してくださいね」と、営業も忘れていませんでしたが(苦笑)
おわりに
私が弁護士事務所を訪れたときの話でした。利用しなくて済むなら今後も利用しないに越したことはない場所ですね。少なくとも、夫婦仲改善目的で訪れるような場所ではありません(苦笑)
ここで秘書の方にカウンセラーをお勧めされたことから、以下のカウンセリングを受けるきっかけにもなりました。そういった意味では背中を押して頂けました。
ちなみに妻には「夫婦仲改善を目指して弁護士のところに行ったらこんなことになったよ。Webの記載はあてにならないね・・・」という事は直接伝えてあります。私が変に隠し事をして、妻の不信感を煽ってしまったら本末転倒ですので・・・。当たり前ですが、私の方から離婚を進めていく事は今後も一切ないと思います
この特殊な記事が助けになるかは分かりませんが、どなたかの参考になると幸いです。