ケンガンアシュラの続編である「ケンガンオメガ」の感想、考察記事です。
なお、「ケンガンオメガ」は、小学館のアプリ「マンガワン」で無料で読むことが出来ますので興味があったら調べてみてください。
それでは、2021年2月25日に公開されたケンガンオメガ 99話「振り」の感想・考察記事に入ります。
あらすじ
山下商事の従業員串田 凛はフランスのリースに滞在している。そこで会談をしている相手は、柔道100キロ超級元・世界王者でフランス格闘界の「顔」である”テディ・ネルエール”。和やかな雰囲気で行われていた会談だが、嵐山 十郎太の名前を聞き、テディの表情が一変する。
テディ:「この私とて、確実に勝てる保証はない」---
舞台は拳願会と煉獄の対抗戦に戻る。嵐山 十郎太の超速の投げのカラクリは「掴まず(組まず)に投げる。」ことであった。速水はなすすべなく3度投げられる形になるが、その表情には笑みがこぼれていた。
新たに判明した情報
- 柔道100キロ超級 世界王者 テディ・ネルエールの登場(フランス格闘会の顔)
- テディはガオラン・ウォンサワットの友人
- 嵐山 十郎太は20歳で柔道世界100キロ超級を制し、表・裏舞台から消えた
- そこから20年間、嵐山は投げを追求し続けていたため、今の年齢は40歳程
- 十鬼蛇王馬にも嵐山の投げは見えていない(動体視力だけで言えば、「ヤマシタカズオ>十鬼蛇王馬」が確定)
- なお、テディのモデルは実在の人物「テディ・リネール」の模様
嵐山十郎太の超速の投げの正体
通常、投げには2つの動作が必要。まずは「掴む(組む)」。そして、「投げる」。
掴みと投げの間に生じる時間差が投げの弱点。
嵐山は表舞台から姿を消した後、20年にわたって「投げ」を追求し続け、「衣服は挟むだけ、指先はかけるだけ、極めつけは皮膚の摩擦だけ」で投げる手法を確立した。掴む(組む)ことなく、例えるなら、無造作に刀を振るように投げる、「振り」を完成させた。
つまり、嵐山は「掴まず(組まず)に投げる。故に、弱点は存在しない。」
投げの予備動作がないため、ヤマシタカズオの拳眼を持ってしても、「投げ」として見ることが出来なかった。
物語の中で既に概出の情報
- 速水正樹は東洋電力会長 速水 勝正の息子(東洋電力の御曹司)
- 速水正樹は目黒正樹の弟(ただしあくまで速水正樹の自称で、戸籍上は存在していない)
- 速水正樹は倉吉理乃の弟or義弟(こちらに関しての言及はない。理乃は勝正の娘であるため、必然的にそうなる)
- 嵐山 十郎太は少年M(目黒 正樹?速水 正樹?)を探していた
気になった点
- 串田 凛とテディが待っている”彼”とは誰?
- 黒木 玄斎の一言
- 「早くなっている・・・」
串田 凛とテディが待っているのは誰?
金田末吉と外見がそっくりなのに、血筋的にはなんの繋がりも関係もない串田凛の久々の登場きたー!!
アニメの「ケンガンアシュラ」では(おそらく)尺の都合で存在自体を消されていたので、本当の意味で久々に見た気がします(笑
彼女は今はフランスのニースにいて、フランス格闘会の顔であるテディ・ネルエールと会っているようでした。そこで「彼」なる人を待っているようですが・・・
串田は「山下商事 闘技者スカウト部部長」という肩書になっていたので、その”彼”とは、テディの知り合いの表の格闘家で間違いなさそうですね。その人をスカウトしようとしていると。
その"彼"が今後の物語に関わってくる人物なのかどうかは判断難しいですが、頭の片隅に入れておきたいと思います。
黒木 玄斎の一言
「あのような猛者がこのようなところに潜んでいたか。あの男は、この黒木と「同類」だ。」
嵐山 十郎太、超強キャラ確定じゃないですか・・・!(「同格」ではなく、「同類」というのは気になるところですが・・・突きを極めた黒木と、投げを極めた嵐山 というう感じで「同類」というわけかな)
更にはアギトも以下のように言っています。
「あれ程の投げの使い手を私は知らない。」
もうダメだ・・・おしまいだ・・・。ここでウソ槻・・・もとい、若槻さんもなにか言ってくれ・・・じゃないとマジでガチ強キャラで固定化されてしまう。
そしてその嵐山に煉獄の中の試合で打ち勝ったであろうキング”ロロン・ドネア”もまだ控えています。
急に「煉獄のターン」になった感じがする。
「早くなっている・・・」
嵐山は速水のことを見ながら、「早くなっている・・・」と思考します。
この意図は「一回目の投げではカウント8、2回目はカウント6、3回目はカウント5で速水 正樹は起き上がっているため。」で間違いないですね。
これは、速水が嵐山の投げに適応をはじめて徐々に受け身が取れるようになっているのかな・・・。ぶっ飛び考察だと、投げられるたびに成長する特異体質という可能性も。あとは目黒 正樹の特性を受け継いでいると想定すると「痛みを快感」に変えている可能性も・・・。頼む、速水正樹くんはただの好青年であってくれ・・・。
「うん。僕より三回りは強いかな?じゃ、続きをやりましょうか。」
99話の最後で、速水は笑いながら上記のように言います。
3回投げられたことにより、三回りの実力差がなくなって、今は互角になっている可能性もありますね。なにはともあれ次回の展開も楽しみ!
イヤホンから流れていた怪音の謎はまた次週以降にお預けですね。
今、裏で起きていることと、違和感に対するメモ
- 傷心している臥王龍鬼と、短髪になった桐生刹那の邂逅
- 呉雷庵とエドワード・呉の邂逅
- 呉一族 VS 呉(ウー)の連合軍(蟲、征西派)
- きゃいぃぃいい、弓ヶ浜ヒカルくんの現在
- ナイダンの発言の数々・・・「オメガの器」、「蒼穹で君を待つ」、「気をつけろ。二コラを信じるな。」
- 試合後に膝をついたアギトへの違和感(大久保直也が蟲だと仮定すると、アギトに抱きついたときになにかした可能性も?)
- 速水 正樹のイヤホンから流れている音の正体
おわりに
以上、99話「振り」の感想・考察記事でした。
なお、当ブログでは他にも「ケンガンアシュラ」、「ダンベル何キロ持てる?」などの記事も多く書いているのでもしよければそちらもご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!!