2020年秋アニメ「神様になった日 -The Day I Became a God-」の感想・考察記事です。
今回は6話『祭の日』についてです。
これまで登場してきたキャラが勢揃いした回でしたね!まぁ尺の問題で、空とひかりはほぼ空気のような存在になっていましたが(苦笑)ひかりにはもう少し出番をあげてほしい所・・・!
6話で判明した各キャラの情報
成神 陽太
過去、「全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会予選(インターハイ予選)」に阿修羅と参加した経験あり。その時のことを夢で見た後に目覚める(OPのワンシーンと同じカット)。陽太はその事を阿修羅に話し、夢の内容のことは「相変わらず二人でバカやっていたよ。まるで今日の出来事の正夢だったな。」と述べた。
妹の空(そら)に対しては重度のシスコン気質。
国宝阿修羅とは「中学2年生」からの親友。
上述のインターハイ予選では阿修羅と協力して「負け試合に一矢報いろうとした」(阿修羅が足場となり、陽太にダンクシュートを決めさせる)が、陽太の指があと一歩届かずに終わった。
インターハイ予選のリベンジで「高速道路上で二人乗りバイクからトラックの後方に飛び移り、そこから、運転席の窓まで移動する」といった離れ業を見せた。どちらの車両も時速100kmはおそらく出てるよな・・・運動神経がいいってレベルじゃねぇぞ!
阿修羅の親友であることを誇りに思っている。
伏線になってるかもしれない印象的なセリフ
「奇跡だ!僕はいま奇跡を目撃している!いや、マジックだ、○○(なんぴおる?)だ。ミラクルナイトだ!マジカルーフェスティバル!」
「そういうことは、禁忌なのーー!!」
「こんな僕らはどこへ向かおうとしてるんだろう。急に世界が終わったりなんか・・・しないよね。」
国宝阿修羅
納涼まつりではバイク(ナンバーは「お20-08」)に跨り颯爽と登場。
過去に、交差点を横断中にトラックに轢かれ、左膝に大怪我を負っている。左足の関節がグラグラになり、医者に「バスケは2度と出来ない」と宣告された。
ただ、インターハイ予選中の「悪いな、俺が完全に足を引っ張っっている」のセリフと、バイクでの「もう2度と飛べないと思っていた俺もあの時は一緒に飛べた気がしたんだ!」のセリフから、怪我はインターハイ予選前で、リハビリでなんとか復活してインターハイ予選に参加した模様。1話でのバスケシーンを見る限りも、普通にプレイできる程度には回復している。
怪我をする前までは陽太に「最強のシューティングガード」と呼ばれていた。
陽太の親友であることを誇りに思っている。
伏線になってるかもしれない印象的なセリフ
「奇跡かよ!はたや魔法か!ミラクルナイト!ミラクルーディスコ!」
「飛ぶんだよ陽太、お前が!!」
伊座並 杏子
浴衣の柄はユリ、帯留めはチョウチョの柄。
屋台グルメの「玉せん(たません)」に並々ならぬ情熱を注ぐ。(なお、「たません」はダーマエが三重県出身のために盛り込んだ可能性も?)
金魚すくいのプロ。(20匹以上を容易に捕まえる)
初めてやったはずのストライクアウトが異様に上手い(1番,2番を開け、3球目で8番と9番を同時に開ける)
伏線になってるかもしれない印象的なセリフ
「(たませんは)西ではものすごく流行っているの。えびせんべいに目玉焼きが挟んであるだけなの。」
佐藤 ひな
「この服を脱ぐ時は神じゃなくなったとき」の言い回しが再び登場。
時子からお小遣いをもらっている。
陽太と一緒に獲得した「ペンギン」のぬいぐるみを終始大切そうに持っている。
ひなが知っていたこと
- あんな事があった天願賀子が夏祭りに同行してくれること
- 射的で、ペンギンの的が倒れる条件を即座に計算した
- 「なまはげ」を知っていた
- 「宝つり」の屋台でイカサマに即座に気づく
ひなが知らなかったこと
- 夏祭りの日程(「祭」の内容自体知らない可能性も)
- 玉せん(たません)を知らない
- 「型抜き」を知らない(「肩抜き」と勘違いする)
- 自分の告白がことごとく失敗することを知らない
- 冷凍車を知らない
伏線になってるかもしれない印象的なセリフ
「貴様ロリコンじゃろう?全治のワシには分かる。ワシは童貞をころしにかかるほどのロリじゃからのぉ」(元ネタは「童貞を殺すセーター」)
「なにをしとるんじゃ・・・ワシは。楽しかったのにどうして一人きりになっておるんじゃ」
「氷の神になってみたのじゃ」
天願賀子
たまたま仕事がバラしになって、(夏祭り会場の)近くにいたから陽太の夏祭りへの誘いに乗った。
ひなに対する第一印象は「なーに、このトンチキな格好をしたガキは」
初対面の印象は最悪だったが「陽太の親戚」だと知ると、態度が柔らかくなった。陽太に未だに好意を持っている現れか。
成神空
浴衣の柄はあさがお。
「お化け屋敷」を見て高まる。
神宮司ひかり
国宝阿修羅とは6話で初めて対面した。
型抜きの方法をひなに教えた。
5話での疑問点や伏線
「祭りの定番グルメ」に関するセリフの違和感
陽太にとっては、祭りの定番グルメは「たこ焼き、焼きそば、お好み焼き」とのこと。
ひなはそれに対し「全て食べたい」と回答するが、陽太は「そんなに入らないでしょ・・・」と返答する。
いやぁ・・・5話で、ひなが「チーズカレー」、「韓国のチーズタッカルビ」、「スイスの溶けたラクレットチーズをかけたプレート」の3品をぺろりと食べていたのを陽太はしっかりと見てたやんけー!だったら、たこ焼き、焼きそば、お好み焼きぐらい一瞬で平らげると分かるでしょう・・・。
ちょっとした違和感でした。
伊座並に嫉妬するひな
6話はひなが伊座並に嫉妬する・・・というか、「陽太がひなの事を見ない」に対してやたらと気にするひなの様子が見て取れました。
例えば以下の通り。
- 伊座並の浴衣を褒める陽太
- 伊座並と陽太が一緒に金魚すくいをするシーン
- 伊座並に「なにか教えて」と陽太がお願いされるシーン
- 伊座並がストライクアウトをプレイ後、陽太が褒められるシーン
- 「型抜き」を成功した後、陽太が近くにいないことに気づき動揺する
- 伊座並と陽太がベンチで雑談しているシーンを見て、明らかに動揺する
ひなが陽太のことを好きというよりも・・・続きは「息がピッタリ合うひなと陽太」で語ります。
息がピッタリ合うひなと陽太
射的でただ一回の掛け声で同じ的に命中させた。それを見た阿修羅が言った「お前ら、息がピッタリ合うんだなぁ」に対してのツッコミも完璧に合っていた。
麻雀回の考察でも述べましたが、「ひなと陽太が徐々に一体化」していっているような描写に私は見受けられました。
後半のひなを探すシーンでも、「童貞を殺しかかるほどのロリを名乗るなんて・・・そんなのひな以外にいない!」となぜか決めつけていましたし・・・。いや、まぁこれまでもキテレツな発言は多くしてるひなですけど、上記のセリフとひなを一瞬で結びつけるのは流石に無理があるような・・・。
「二人はもともと同一の存在」の可能性もワンチャン?
お面屋さんのラインナップ
「ひょっとこ」、「狐のお面」、「鬼のお面」など、今だと鬼滅の刃を彷彿とさせるものから、ピカチュウっぽいお面や戦隊モノのお面も確認。
ちなみにひなは「ひょっとこ」、「狐のお面」、「鬼のお面」の3つを読み上げた後、「般若」を選んだ。
陽太と阿修羅の掛け合い
阿修羅:「相変わらず、お前とは息が合うな」
陽太「阿修羅が合わせてくれてるじゃん」
阿修羅:「お前の動きだけは見えるんだ。予想がついて、その先にパスを出す」
なんだろう・・・「ひなと陽太は息がピッタリ合う」からのこの流れはなにかの伏線に思えてなりません。
阿修羅とひなは犬猿の仲(というよりも、名前が神々しいという理由からひなが一方的に嫌ってる)なので、この3人がどうこうというよりも、やっぱり「ひなと陽太の何らかの関連性」を示唆してるだけなのかな。
挿入歌
挿入歌CDのタイトルが正式に決定しました。
「夏凪ぎ」/「宝物になった日」
- アーティスト:麻枝准×やなぎなぎ
- 発売日: 2020/12/16
- メディア: CD
6話の「陽太がトラックに飛び移るシーン」のBGMの入りが挿入歌っぽく感じましたが、声は特にはいっておらずEDをクレジットを見る限りもあれはただのBGMだったみたいで、「夏凪ぎ」が披露されるのはまだまだ先になりそうですね。
ひなという存在が壊れる?
冷凍車(氷室冷凍)を見つけ、そこに入った際、ひなは以下のようなセリフを言います。
「なんやここ、めっちゃ涼しいやないかーー!」
・・・違和感バリバリです。今まで関西弁を使ったことなんて一度たりともなかったのに、どうして突然・・・。
直前のシーンでは自分がやっていることに疑問を呈し、「自分の存在」について自問自答しているシーンが有りましたので、ひなの中に何らかのバグが存在し始めた表れなのでしょうか・・・何にしても嫌な予感しかしません。
過去記事にも何度か述べていますが私の考察は「ひな=AIのような存在」説を推しています。
今週の金魚
- 金魚柄の風鈴の登場
- 金魚すくいの屋台登場
- 金魚とひなが冷凍車(ナンバーは「ん50-11」)に閉じ込められる
6話でひなが死亡した可能性
麻枝准さんの作品を見てきた方なら分かってもらえると思いますが、6話を見る限りは「冷凍車の中でひなが死亡した可能性」が考察に挙げられます。
例えば、ひなという肉体が死亡したため、たまたま持っていた金魚に己のデータを移行した可能性もあります。もちろんこの説を推すのであれば「じゃあ救出されたひなはなんなの?」などの問いが多く発生してくるので、もう少し考察が必要ではありますが。
ただ、あくまで感覚ですが6話で何かが大きく動いたことはほぼ間違いないかと思われます。
今作に登場してきた聖地やkey関連のワード
- 前作「Charlotte」から高城丈士朗 (たかじょうじょうじろう)が友情出演
- 「Charlotte」の「ゆさりん」こと西森 柚咲も登場(高城丈士朗が来ているTシャツにプリントされている)
高城はひなの事を、「そんなノウマ(妖怪)のような口調で話すロリなんて許されませんー!」と言いながら逃げ去っていった。
ちなみにクレジットで「友情出演」と書かれているので、「「Charlotte」と「神様になった日」が同一世界」という可能性はない模様。それが許されたら流石に何でもありになってしまう(苦笑
#神様になった日
— 浅井 義之 (@Rx6w9YmxY0zly5A) November 14, 2020
おはよーございます。
本日より「神様になった日」第6話が放映されます!
夏祭り回なので、皆の浴衣姿をお楽しみに😆
因みにあの人がちらりと映ります。お見逃しなくw pic.twitter.com/U7G4gAoTWF
来週の予告
7話『映画撮影の日』
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ついに映画の脚本を完成させた空は、撮影に向けてスタッフキャストを集めるよう陽太にお願いする。 陽太はメンバーをかき集め、伊座並や阿修羅、神宮司、天願など大勢のメンバーが参加することに。 そして、空が配役を検討した結果、ひなと陽太がメインキャラクターを演じることになり――。
おわりに
ちょーっと違和感が多い話ではありました。
陽太がトラックに飛び移るシーンも、現実では少し・・・というかかなり考えづらいので、「陽太達がいる世界は仮想空間」の説がどんどん濃厚になっていきますね。陽太が見た夢もなにか関係してくるんですかね。考察がはかどります。
それではまた来週!
世界の終わりまであと9日